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【自己感想文】邪悪なるもの -生か死か-

邪悪なるもの -生か死か- ( https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=9737066 )

 

本当は、戦闘をこの三倍は派手にしたかったけども時間切れ。戦闘表現ほんま苦手やな。血とか焦土やら凍土の匂いがしないし、骨がミシミシいう音もしない。個々の差異すら出ていないから、いつか加筆修正したい。戦闘面に関しては、素稿もしくは第一稿目の出来でしかないとしか……言いようが……ない。ただ、過去掲載分は別途取っておいて、新規に加筆修正という形にしたいです。自分で読み直したい。

会話面に関して。気をつけた部分は、テンポの良さだったんだけど、戦闘前のクリフトとアリーナの会話テンポは全然気に入ってないので、修正したい。爺さんとトルネコとの会話くらいの、あっさり感でも良かったかな。湿度が高くて、ベチャッとした会話が前にあったら、後ろのサクッと湿度低めに流す程度の会話が活きてくるから、順番びっくり返してもある意味アリかも知れない。要懸案事項としてここに記すけど、色々こねくり回して、そのままかもしれない。

エビルプリーストとクリフトとの会話。端折らず急がず、エビルプリースト戦に回したいのが本音ではあるけれど、今回は素稿扱い(ネーム段階)なので、とりあえずこっちに回した。とにかく早くアップしなければとばかり考えていて、時間的余裕が持てなかった。

悪が栄えた時代無し、という言葉があるけれど、それは勝者が敗者を指して言ってきた言葉であって、悪は栄えるし倫理観は無視されるものですよ……というのをエビルプリーストには体現して欲しかった。ピサロさんの封印の一柱にすぎない、エビルプリーストをなんだと思っているのかと、お叱りを受ける覚悟でもあったけど、そんなことはいままでないので、エビルプリーストさんはもっと愛されたらいいと、心から思ってます。レオンのスタンスフィールドみたいに、頭おかしい的な意味で。

レオンでは、気がついたらスタンスフィールドしか見てなかった私のことなど、この際棚の上に上げて、見て見ぬ振りをしておきたい。

エビルプリーストほどDQ4の悪役で輝いてるヤツはいない。司祭の服を着た闇側の男。その名前だけでおいしい……。使わざるを得ない。神を捨てて自分の神を求める男として、せこせこと書きました。PS版で彼が6章に出て来たときは、お前倒したやんと素直に驚き、倒したのにーと考えたあと、生き返ったもしくは自己増殖をしたんやろうか、と考えてみた。

自己増殖のほうが、私はこわい。何人出てくるのかわからないこわさ、もあるかもしれないけど、自分の死などどうでもいいわと思いながらも、意思を正しく継ぐためだけに、ただコピーする姿を想像すると、やっぱりこわい。

 

ピサロさんが救われる世界線。私が書く以上、そう簡単に、ピサロさんとアルディが仲良くなることはないでしょう。ロザリーとアルディが仲良くなることも。すぐ手に手を取って本当の悪を倒そう! とは、たぶん……二人ともなれないんじゃないか。と、自分は思います。

アルディが「やめて、止めてとか、テメェに直接言えばよかったんだ!」と、この作中の中でも言っていますが、基本的にピサロは抜けていたからロザリーを殺されてしまったし、ロザリーは、ピサロから人間滅ぼすから。なんて宣言されて、自分の言うことも聞かないで、彼にことを進められるのは嫌だし、やめて欲しかった……。

というのもアルディにとっては『そりゃお前らの話。お前らが個別に解決すべきことであり、俺らを巻き込んで殺して、最後には人類滅ぼす。ロザリーは嘆くだけだったし、ピサロは気を抜いた。原因を棚にあげるのは、少し違うんじゃないか?』という考えが、まず根底にあり、自分の設定上、覚醒していないだけの本当の魔族の皇子さまであるクリフトも、アルディの意見に賛同。

……だって、反対する理由がない。私の設定上でキーとなるのは「人間として生きるし、その術しかしらないし、姫さまに尽くす。案外悪くないんだ」と言うクリフトであり、唯一神から一人なら魔族すら従属させられる真紅の瞳を持った姫さまの、二人で一つの絆であります。

 

書くにはもうひと練り、ふた練りが必要ですが、私の世界観の中では、彼らの立場や心境自体は矛盾していなくて、自然に受け止められるのを目指したいです。クリアリ……というより、大局的な意味で。

ピサロとロザリーの関係性に、クリアリの姿が影響したり。アルディとシンシアの関係に、クリアリがひょこっと顔を出していたり。

クリアリ自体の関係には、アルディや爺さんが関与していたり。マーニャやミネアだって裏では支援してたし、一部お見せしましたが、トルネコさんだって二人の逢瀬を知っていて、邪魔せんとってな? と周りに口止めしたりした。

そこには、二人を応援したいと思う仲間たちのそれぞれの立場性格が垣間見える感じなやつ。ああ、こういう人たちに囲まれてるのなら、お前ら幸せに爆発しろよ! って思えるヤツは……結局キャラ全員の結束力なりなんなりの証だと、勝手に思いたい侍。

 

他に掘り下げて書くのが決定しているキャラは、ルーシア。気の抜けた彼女の話し方。出会った場所である世界樹のてっぺん。これは全てアルディのプロポーズ話となった「言葉の限界 https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=9530357」に繋がってます。思えばルーシアって、なんだったんだろうか……。改めて、ひらたーく考えてみたらわかんないね。